私立、空猫高校。
とある町にあるとある高校である。
しかし、その裏に暗躍する、とある組織がある。
その名は――
それ行け!
空猫生徒会
御注意! ここでは私の創作した小説を公開しています。
ではまず、ここでのいくつかの注意点を。
○ここでは「それ行け! 空猫生徒会」が展開されています。
激しく莫迦で一部の人に拒否反応を示す事と思われますので注意して下さい。
○そして、これらの物語内に登場する人々は皆(主人公の千鳥は除き)
モデルが居ります。ここに来れる人なら、大体は把握してしまうのではないでしょうか。
それでも、『根っこの部分は拝借しても細かい所は全てオリジナリティを出すよう』
努力しています。どうか温かい目で見守って下さい。
○もしかしたら、近々もうひとつの連載小説を背負うかもしれません。
数が多くて大変ですが、カテゴリを見て内容を把握して下さい。
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真紅が真に決闘を申し込んだ、俗称「征鳥高校の変」の疑問の残る終末から1週間。
いつもと変わらぬ日々の中で、真は微かながら違和感を覚えていた。
ある日の生徒会室。日はすっかり沈み、恐らく真以外に生徒はいないだろう。
彼は黒味の混じった青い携帯電話を片手に、ノートに何かを書き連ねていたが、急に顔を上げた。今は真夏で、窓を開けていないこの部屋の中は駱駝も発狂する程に暑かったが、彼は全く汗を掻いていなかった。携帯電話を両手で抱え込む。
「本当か」
ぽつりと呟かれた真の言葉に、受話器の向うから何か返事が返ってくる。
男はそれを聞き終えると、ご苦労だった、と言い、電話を切った。
椅子を半回転させて、閑散とした校庭を見る。満月で、外も中々明るい。
「・・・あいつが、来た」
真は、忌々しげにそう呟いた。
「明治の板チョコに、豚肉に、ゆず、おかき、甘栗むいちゃいました・・・」
メモを見ながら、すらりとした、長い黒髪の少女が呟く。灰青の澄んだ瞳が綺麗だ。
「あと、葱にあさりにナタデココ! 今日はお鍋だもんねっ、豪勢にしなくちゃ」
それ、鍋の具か。しかしそんな事は気にも留めず、少女はカートを走らせる。
彼女の名前は結城千鳥。この辺りでは名の知れた名家、結城家の宗家の一人娘。彼女は今、家で行う鍋の準備をしている。今日の彼女はいつにも増して張り切っていた。理由は単純、今日は彼女のお隣に住む青年、真が来るからだ。千鳥は彼を慕っており、淡い恋心すら抱いている。そんな千鳥に、声をかける者が1人。
「あの~、千鳥さん、ですか?」
「へ?」
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うぐいす
年齢:
32
性別:
女性
誕生日:
1992/08/08
職業:
ノートにガリガリすること
趣味:
小説を書くこと
自己紹介:
小説に特化したブログを作ってみました。
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